活動記録 TOPICS
中小企業診断士チームは、診断をご希望された不動産関連事業を営む企業様にて、代表者ヒアリングと現地視察を実施し、経営・財務・営業・人事の観点から現状把握と改善テーマの整理を行いました。本診断は、企業の持続的な成長と診断士の実務力向上の双方を目的として実施したものであり、昨日のヒアリングでは資金調達や財務体質の強化、ならびに今後の成長に向けた方向性の整理を目的としてお話を伺いました。
訪問概要
- 実施内容: 代表者ヒアリング(約120分)
- 場所: 不動産業M社 本社
- 出席者: M社 代表者様、診断士3名、FP1名
ヒアリングでは、金融機関からの評価を高めるために、決算書の見せ方や事業の説明方法をどのように整えていくかが中心テーマとなりました。特に、新しい事業の取り組みについては金融機関側の理解が追いつかず、事業実態に比べて慎重な判断を受けやすい場面もあります。そのため、リスク管理の仕組みや運用ルールを「見える化」し、誤解を解く説明資料を整備することの重要性を確認しました。
また、現状の案件・資産の状況を整理したうえで、信用力や安定性の観点から対象を分類し、金融機関との対話材料として活用していく方向性も共有しました。加えて、財務体質の改善に向けては、役員借入金の扱いや、将来に備えた資産形成の考え方についても意見交換を行いました。



今後は、ヒアリング内容を踏まえて中期計画の骨子を整理し、診断報告に向けた準備を進めてまいります。引き続き、企業様の強みが正しく伝わり、必要な資金調達につながるよう伴走支援していきます。