診断実践協会

企業向け

診断実践協会は、事業(会社)と士業(専門家)をよりスピーディで丁寧な縁結びに導くことを目的とするコミュニティー運営機構です。

活動記録 TOPICS

診実会 会員活動レポート:荒川佳大氏の独立開業準備を全面サポート

診断実践協会では、本日午前中、会員である荒川氏との事業構想に関するミーティングを行いました。製造業支援を中心に、次世代のコンサルタント育成やキャリア転換支援にまで広がる、大きな可能性を持つ事業について、具体的な方向性と展望を共有しました。


1. 事業ビジョンと3つの柱

荒川氏は、製造業を軸にしつつ事業を長期的に拡大し、次世代へ継承できる仕組みづくりを目指しています。事業構造は以下の3本柱で形成されます。

① 製造業向けコンサルティング・研修
中小製造業の人・組織・現場改善を支援。既に複数社で研修実績があり、年間通期の支援体制づくりを視野に入れています。

② コンサルタント養成塾
改善ノウハウを体系化し、独立コンサルタントを育成。卒業生を製造業支援に活用する“人材循環”モデルを構築します。

③ 大企業向けキャリア転換支援
ミドル層〜シニア層を対象に、独立・転職・中小企業での活躍を支援する研修を企画。地域企業の人材不足解消にも寄与する構想です。


2. 中小製造業の課題と支援方向性

クライアントの事例をもとに、中小企業が抱える課題を整理しました。

  • 海外取引の負荷:時差対応で若手離職が発生
  • 家電業界参入の難しさ:投資回収の不安定さ
  • 医療機器参入のハードル:認証負担・価格競争

課題は多岐にわたりますが、戦略的な体制構築で大きな成長余地がある点が確認されました。


3. 研修・セミナー事業の戦略

地域別の市場反応についても議論がありました。

  • 東京:自己投資文化が強く、情報交換も活発
  • 名古屋:企業依存の研修文化が残り、自費での学びは浸透途上

当面は、学びへの関心が高い東京を中心に事業拡大を進める方針です。


4. 法人化と金融機関連携

事業拡大に向け、法人化や金融機関との協力体制について論点整理を行いました。

  • 信頼性を高める役員構成・資本金設計
  • 登記住所と活動拠点の使い分け
  • 製造業支援に強い地域銀行との連携による事業シナジー

法人基盤の整備と金融機関との協力体制は、今後の事業成長に重要な役割を果たす見通しです。

診断実践協会としても、荒川氏の独立開業を「協会発の成功モデル」と位置づけ、人的ネットワーク・デジタル発信・信用補強の三面から支援を継続してまいります。