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AIが“便利すぎる”時代の新人育成
生成AIが普及した今、新人は「聞けば答えが返る」環境にいます。
一方で、自分で問いを立てたり、考えた筋道を言葉にしたりする機会は減りました。
効率は上がるのに、思考の“筋トレ”が追いつかない。
このままでは、AIをうまく使える層と「何に使えばいいか分からない」層との格差が広がります。
🔶ステップ1:AIを使う前に「考える部分」を分ける
まず大事なのは、仕事をAIに任せる部分と人が考える部分に分けること。
依頼を「情報収集」「整理・構造化」「判断」「伝達」に分け、どこまでAIが関わるかを明確にします。
そして、「背景・目的・制約条件」をセットでAIに伝える習慣をつけましょう。
これだけで“とりあえずAIに聞く”を防げます。
🔶ステップ2:AIは「アイデアの増幅器」と「ツッコミ役」
新人にとってAIは、思考を広げる練習相手です。
まずAIに論点や案を大量に出させ、その中から「なぜ良いと思うか」「見落としは何か」を説明させます。
ここで大切なのは、AIの答えを採用するかではなく、AIを材料に自分で比較・検討できるかです。
さらに、AIに「この提案の弱点は?」「リスクは?」「前提の抜けは?」と問いかけ、
自分で修正案を作るようにします。
この往復が、批判的思考とメタ認知の両方を鍛えます。
🔶ステップ3:AIで「相手視点」を鍛える
新人が陥りがちなのは、頭の中で完結した提案をそのまま出してしまうこと。
提案前にAIに「上司役」「顧客役」をやらせて、想定質問や懸念を洗い出すと、伝え方の精度が格段に上がります。
また、「経営層」「現場」「新人」など複数の視点で要約させると、
どのレベルにどこまで説明すべきかが身につきます。
この3ステップは、AIを単なる効率化ツールとして使うのではなく、
「問いを深め、視点を広げ、相手目線で伝える」ための仕組みに落とし込むための考え方です。
重要なのは、研修を単発で終わらせず、
現場のOJTに組み込みながら「学ぶ→試す→再現する」を回せる状態をつくること。
自社の業務や育成体制に合わせて、どこから設計すべきか整理したい場合は、診実会へお任せください。