診断実践協会

企業向け

診断実践協会は、事業(会社)と士業(専門家)をよりスピーディで丁寧な縁結びに導くことを目的とするコミュニティー運営機構です。

活動記録 TOPICS

企業診断_ヒアリングを行いました!

中小企業診断士チームは、製造業企業様にて代表者ヒアリングと現地視察を実施し、経営・人事・製造・財務の観点から現状把握と改善テーマの整理を行いました。
本診断は、企業の持続的な成長と診断士の実務力向上の双方を目的として実施されたものです。

訪問概要

実施内容:代表者ヒアリング(約180分)/現場視察(約30分)
場所:製造業A社 本社・工場
出席者:A社 経営幹部様、診断士3名、FP1名

会社理解のポイント

理念・歩み: 創業以来、印刷・成形分野で培った技術を基盤に、誠実なものづくりと地域に根ざした経営を貫いてきた企業です。代々受け継がれてきた「品質へのこだわり」と「社員を大切にする文化」が、長年にわたり顧客からの厚い信頼を支えています。
市場・技術: 自動車・家電分野を中心に、高精度な成形技術を生かした製品開発を推進。近年では、ロボットや医療機器分野など、新しい応用領域にも着目しています。技術力の高さに加え、開発段階からの柔軟な対応力が強みとなっています。
主要論点: 経営面では、工程別原価の可視化と採算管理の精度向上が課題に。人材面では、若手採用と育成の仕組み化が進められています。また、営業体制の効率化や財務基盤の強化を通じて、将来の安定成長を見据えた経営体制づくりが求められています。

診断チームからの第一次提案

  • 経営の見える化: 部門別・工程別の収益管理を進め、経営判断の迅速化を図る。
  • 人材育成: OJTの体系化やジョブローテーションによるスキルの多能工化。
  • 業務改善: 作業標準化と簡易なワークフロー設計により、属人的業務を削減。
  • 新規展開: 成形・加飾技術を活かし、ロボットや義肢など社会的価値の高い分野への応用を検討。

今後の支援方針

診断実践協会では、同社の強みである技術力と誠実な企業文化を礎に、経営・人事・生産・財務の各側面から具体的な改善策を提案し、現場に根差した支援を継続してまいります。
今回の訪問を通じて、企業の持つ可能性と課題がより明確となり、次の成長に向けた実践的なテーマが浮き彫りになりました。診断実践協会は、これからも中小企業の未来づくりに寄り添ってまいります。