診断実践協会

ラクスのAI戦略から見る企業DX推進と診断実践協会の可能性

はじめに

2025年、SaaS業界を牽引するラクスは「AI民主化」を掲げ、AI活用の全社展開を加速させています。業務効率化や競争力強化を志向する企業にとって、同社の先進事例は非常に示唆に富んでいます。本稿ではラクスのAI活用戦略と、診断実践協会(以下「協会」)の実践的支援との相乗効果について紹介します。


ラクスのAI戦略 ― CAIO設置と全社展開

ラクスは2025年7月、AI活用を統括する最高AI責任者(CAIO)を新設し、社内外でのAI導入を加速。生成AIの業務活用率は社員の97.9%に達し、AIエージェント機能により問い合わせ対応コストを50%削減。AIヘルプ機能の活用で問い合わせ件数も20%減少するなど、成果が数字に現れています。

項目実績
AI活用率97.9%の社員が生成AIを業務利用
メール対応効率化対応コストを50%削減
問い合わせ削減AIヘルプで20%削減
CAIO新設2025年7月、全社AI推進体制構築

AIで広がる新市場と業務フロー革新

ラクスのAI導入戦略は、IT化が遅れている分野を重点ターゲットとしています。たとえば経費精算業務では、依然として紙やExcelを使用する企業が多数を占めています。ラクスはこうした領域にAIを導入することで、業務プロセスそのものの再設計を促進し、新市場を開拓しています。


経理・管理部門におけるAI活用の最前線

AI-OCRによる領収書の自動読み取りと仕訳、経費申請の自動チェック、財務レポートの自動生成など、AIは経理・管理部門においても急速に実用段階に入りつつあります。これにより、手入力ミスの防止や監査対応の強化、経営判断の迅速化が実現されています。

他業種でも、日産自動車やLINEヤフー、星野リゾートといった企業が生成AIを導入し、業務効率やサービス品質の向上を図っています。


成功するAI活用の鍵

ラクスをはじめとする企業の成功に共通する要素は以下の通りです:

  • 直感的で使いやすいUI:利用促進と定着を支援
  • AIと人のハイブリッド運用:現場知見との組み合わせで最適化
  • トップダウン型の推進体制:CAIOを中心とした全社戦略としての位置づけ

診断実践協会が担う“AI活用のラストワンマイル”

生成AI導入を成果に結びつけるには、現場に即した実践支援が不可欠です。協会は以下の3つの機能を通じて企業のDX推進を支援します。

  1. AI導入アセスメント
     企業特性に応じた現状診断と導入提案を提供
  2. 社員のAIリテラシー強化
     体験型ワークショップや認定講座で「使いこなせる人材」を育成
  3. 導入後の運用支援
     効果測定や改善サイクルを専門家が並走サポート

まとめ:AI×DX時代の成長には「実践力」が不可欠

ラクスの事例が示すとおり、AI活用を企業成長に結びつけるには、現場での実践力がカギを握ります。診断実践協会は、可視化された現状診断、実践的な人材育成、そして持続可能な運用支援によって、貴社のAI・DX推進を支える伴走型パートナーです。

今こそ、協会の知見を活用し、AI活用を企業成長のエンジンに変えていきましょう。

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