
【開催報告】実務従事(企業診断)報告会後の 座談会
先日、診断実践協会主催の企業診断報告会が行われました。今回の対象は、地元で長年愛されてきた和菓子製造販売会社。診断を担当した中小企業診断士3名が、報告会後に座談会を開き、診断を通じて感じたことや今後の展望について語り合いました。
会社の現状と見えた課題
座談会ではまず、社長と専務が日々休みなく働き続けている現状が大きな話題となりました。
人材不足により、やりたいことがあっても実行に移せない――そんな状況が浮き彫りになりました。
また、正社員とパートタイマーの役割分担が十分に整理されていないため、人材の力をより効果的に活かす余地があることも話題となりました。
さらに、看板商品である「モナカ」をお土産として広くブランド化するため、知名度や情報発信力の強化が今後の課題とされています。
座談会で出た改善のヒント
診断士からは、次のような前向きな提案が出されました。
- 人材の活用と育成
単純作業はパートタイマーに任せ、正社員は商品企画や販売促進といった高度な業務へとシフトすることで、組織の力をより引き出せる可能性があります。 - ブランド力の向上
SNSの効果的な発信や新しいコラボレーション企画、小さなお土産向け商品の展開など、幅広い層に知っていただく工夫が考えられます。 - 小さな一歩からの改善
まずは身近で実行しやすい改善を積み重ねることで、変化を実感しながら次の挑戦へとつなげていくことが期待されます。
経営陣の印象
診断士からは、経営陣について「熱心でチャレンジ精神にあふれている」と口を揃えました。
伝統あるお菓子への強い愛情と、先代からの暖簾を守り続ける使命感がひしひしと伝わってきたとのことです。
同時に、業務が集中している現状を踏まえ、今後は人材の力を活かす仕組みづくりが一層重要になるとの見方も示されました。
まとめ
今回の診断を通じて、和菓子製造販売会社は「熱意ある経営陣」という大きな強みを持ちながらも、人材の活用や役割分担といった面に改善の余地があることが確認されました。
人材育成やブランド戦略の強化など、少しずつ具体的な取り組みを進めることで、将来に向けたさらなる発展が期待されます。
👉 このように診断実践協会では、中小企業の課題発見と解決への第一歩をサポートしています。今後も、支援企業とともに歩み、持続的な成長を支援してまいります。
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