診断実践協会

エンプロイー・エクスペリエンスを軽視している経営者は損をしています!

2025年、組織マネジメントの重要テーマとして「エンプロイー・エクスペリエンス(従業員体験)」が注目されています。離職率の上昇、生産性の低下、優秀人材の獲得競争といった課題の解決には、従業員体験の改善が不可欠です。それにもかかわらず、多くの企業がその重要性に気づかず、競合に差をつけられています。


【なぜ”損”なのか?】エンプロイー・エクスペリエンス軽視のリスク

✅ 生産性と利益に差がつく

エンゲージメントの高い企業では、利益率が23%、生産性が18%、顧客評価が10%向上しています。一方、日本企業は「変革」「多様性」「成長」「評価」の4領域すべてでグローバル基準を下回っています。

✅ 人材確保で後れを取る

ハイブリッドワーク導入企業では、従業員とのつながりが2.5倍強く、エンゲージメントも高い傾向にあります。対して、出社回帰を進める日本企業は、優秀人材の流出を招いています。

✅ 投資対効果が見えないと信頼も失う

38.2%の企業が人的資本への投資対効果を測れずに苦慮していますが、「人的資本ROI」(営業利益÷人件費-1)という明確な指標があります。これを把握できなければ、投資家や経営戦略から取り残されます。


【経営者が今やるべきこと】エンプロイー・エクスペリエンスの改革

  1. 従業員体験の見える化
     エンプロイージャーニーマップを活用し、入社から退職までの体験を「目的」「業務」「人間関係」「報酬・評価」の4軸で可視化しましょう。
  2. ハイブリッドワークの戦略設計
     「週◯日在宅可」などルールの明確化、業務のデジタル化、成果重視の評価体制、管理職向け研修の整備が必要です。
  3. 人的資本ROIの測定と改善
     定量的な指標に加え、「ストーリー性」と「経営戦略との連動」による可視化が効果的です。社内大学や外部機関との連携による人材育成も有効です。

【導入事例】先進企業の取り組み

  • 製造業A社:AI・RPA導入で定型業務を自動化し、従業員の創造的業務に集中できる体制を構築。
  • IT企業B社:Microsoft365とSharePoint活用で場所に縛られない協働環境を実現し、満足度が大幅向上。
  • サービス業C社:ウェルビーイング経営により、医療費削減と生産性向上、離職率を30%改善。

【まとめ】”体験型マネジメント”こそ競争力の源泉

2025年に求められるのは、従業員体験の価値を最大化する「体験型マネジメント」です。これは単なる福利厚生の拡充ではなく、企業成長に直結する戦略的投資です。今すぐ取り組まなければ、確実に競争から取り残されます。


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