診断実践協会

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DX推進支援_個別案件ミーティングレポート(製造業・販売業)

診断実践協会では、企業のDX推進を支援するため、各クライアントの実情に応じた提案準備を丁寧に行っています。
先週、10月初旬に予定されているDX課題解決に関するプレゼンテーションに向けて、アサインメンバーによる事前打合せを実施しました(オンライン開催)。


■ 打合せの目的

本打合せは、クライアント企業への提案内容を最終確認し、発表の流れや資料構成を整理することを目的としています。
特に、7月末のヒアリング結果をもとに抽出したIT・DX関連課題への対応策を体系的にまとめ、クライアントの実情に沿った支援方針を明確化しました。


■ プレゼンテーション構成

提案は、次の2部構成で整理しています。

前半では、ヒアリングから見えた課題として、
「情報の一元管理」「原価管理」「IT資産の管理」「IT活用状況の把握」「セキュリティ対策」
の5点を中心に、現状整理と初期的な対応策を提示します。
この段階では、全体の方向性を共有し、今後の改善に向けた出発点を明確にします。

後半では、DX推進の段階に応じて3つの支援プラン(初級・中級・上級)を提案します。
たとえば、初級プランでは現状診断と方向性整理を中心に、
中級プランでは業務改善やツール導入の伴走支援、
上級プランでは経営層を巻き込んだ全社的なDX構想策定までを見据えています。
段階的に取り組みを進められる構成とすることで、企業規模や現状に応じた柔軟な対応が可能です。


■ 提案の進め方と姿勢

プレゼンでは、「無償コンサル)」「有償コンサル)」といった区分を強調するのではなく、
自然な流れの中で「今後の実行支援」へと話を展開する構成としています。
また、「提案内容そのものが他の場面でも活用できる骨組みである」ことを明示し、
支援の有無にかかわらずクライアントの成長につながる内容とする点を重視しました。


■ 契約・成果物の考え方

提案にあたっては、支援範囲を明確化し、成果物(診断報告書・改善計画書・ロードマップ等)と期間を連動させて提示します。
また、クライアントが納得しやすい形での費用設定を心がけ、柔軟な調整が可能である点を確認しました。
契約期間は3か月単位を基本とし、継続的なフォロー体制を想定しています。


■ 今後の展望

プレゼン当日は、アサインメンバーのほか診断実践協会運営メンバーが参加し、営業面での補足や質疑応答への対応を行います。
提案資料は、クライアント企業の課題に即した具体的な改善策と成果物イメージを含め、理解しやすい形で構成します。

診断実践協会では、単なるIT導入支援にとどまらず、
経営課題の本質を見据えた「DXの伴走パートナー」として、今後も中小企業のデジタル化支援を進めてまいります。